石綿(せきめん、いしわた)とも呼ばれている、アスベスト。
近年、このアスベストが人体に重大な健康被害を及ぼすとして、
問題視されています。
そもそも、アスベストとは、
天然にできた繊維状けい酸塩鉱物のことで
以前は建築材等に多く使用されていました。
アスベストの特徴としては、次のようなことが挙げられます。
・酸やアルカリといった薬品に強い
・熱や摩擦に強い
・安価
・耐久性がある
さらに、アスベストの繊維というものは
肉眼で捉えられないほどの細い繊維から出来ています。
そのため一度飛散すると空中に浮遊しやすく、
知らない間に吸い込んでしまっていると言われています。
そして、耐久性があるという特徴も災いし、
人の体内に吸収されると長く肺細胞に留まり(潜伏期間15年~40年)、
肺がん、悪性中皮腫などの病気を引き起こすことが判明しています。
この潜伏期間の長さが、
アスベストの危険性の認知を遅らせたものと考えられます。
いづれにしても、アスベスト被害を防ぐには、
アスベスト繊維を散布させないこと、
吸い込まないことが重要です。
古い建築物の解体・改修作業の際は
アスベストを使用している可能性が高いため、
現場等での対策が期待されます。