アスベスト(石綿)はさまざまな優れた特徴から
建築材料として数年前まで積極的に使われていました。
しかし、アスベストは繊維が非常に細かいため、
飛散しやすく、吸い込みやすいという性質があります。
その結果、大量に吸入してしまうと
耐久性もあるため、長く肺細胞に留まり(潜伏期間15年~40年)、
様々な病気を引き起こすということが現在わかっています。
アスベストが原因と考えられる主な病気は、
肺がん、アスベスト肺、悪性中皮腫、その他胸膜炎などです。
これらの重大な健康被害をもらたすアスベスト(吹き付け)は
1975年には原則的に禁止になっています。
しかし、規制が明確になされてなかったため、
実際ではアスベストはそれ以降も使用されていたとみられています。
最初にアスベストが規制されてから約30年後の2006年、
「石綿による健康等に係る被害の防止のための
大気汚染防止法等の一部を改正する法律」が交付されました。
この法律によって、アスベストが使用されている建築材等の
解体・修復作業時の対策が義務化されました。
また、アスベストを含むものを使用しないこと等が明確化されました。
しがしながら、アスベストの潜伏期間の長さが、
危険性の認知を遅らせ、法律の施行に30年もの月日が
経ってしまったのでしょうか。
アスベストによる健康被害者が1日でも早く救済されることを
願わずにはいられません。